クリニック案内

JR日野駅より徒歩2分
19時まで診療

医院名
高瀬内科クリニック
院長
高瀬 雅久
住所
〒191-0002
東京都日野市新町1-20-3
エスペラール1F
診療時間
  • 9:00-12:30
  • 15:00 - 19:00 
受付は診察終了15分前まで
休診:木曜日、土曜日午後、日祝祭日

電話番号
042-582-7228

ご予約・お問い合わせ

「どんな治療ができるの?」
「どんな検査ができるの?」

健診や予防接種などのご予約や何か疑問に思うことがございましたらお電話でお問い合わせください。

TEL 042-582-7228

インフルエンザ予診票はこちら

逆流性食道炎について

逆流性食道炎が起こる原因

通常、食道括約筋は閉じていますが、加齢や食生活などの要因でしまりが悪くなると、胃酸が食道に逆流してきます。ストレスが多い方、油っぽいものをよく食べる方、太っている方、腰の曲がった方に多く認められます。

逆流性食道炎の診断

症状:主に胸焼け、胸痛、げっぷなどですが、時々長く続く咳の原因のときもあります。

内視鏡検査:内視鏡検査は食道の炎症の程度を確認する検査です。もちろん胃や十二指腸の病気の検査でもおこなわれています。

日常生活の注意点

食事:脂っこいもの、甘いもの、刺激の強いものを避け、食事の後はすぐ横になったりせず、早食いや食べ過ぎを避け、いつも腹八分目を心がけましょう。

日常生活:お酒やタバコは控える、ベルトや下着などで腹部を締め付けない、背筋を伸ばし前かがみにならない、重いものなどを持ち上げない、就寝中はおなかから頭にかけて高くする、適度な運動をするなどです。

治療

逆流性食道炎の治療は、胃酸が食道へ逆流しないように胃酸を抑える薬などで治療します。数日間お薬を飲めば、通常ほとんどの方は自覚症状がなくなりますが、食道粘膜の炎症が治ったわけではありませんので、症状がなくなったからといって自己判断で服用を中止しないでください。逆流性食道炎は再発しやすい病気です。しっかりとお薬を服用することにより、再発を防ぐことができます。医師や薬剤師の指示に従ってお薬をきちんと服用しましょう。

機能性ディスペプシアについて

機能性ディスペプシアは、胃もたれやみぞおちの痛みなどのつらい症状を繰り返し感じることがあるのに、内視鏡検査等にて胃の異常が見つからない病気です。日本人の10~20%にみられるという報告があり珍しい病気ではありません。治療することで症状を改善でき、食事を楽しんだりすることができるようになります。

症状

機能性ディスペプシアの症状は、6カ月以上前から症状があり、最近3カ月間はつらいと感じる食後のもたれ感(食べ物がいつまでも胃の中にとどまっているような不快感がある)、早期飽満感(食事を開始してすぐに食べ物で胃がいっぱいになり、それ以上食べられなくなる感じ)、心窩部痛及び心窩部灼熱感(みぞおちに起きるつらい不快な痛みや熱をもったような不快な症状)のうち、1つ以上の症状があり、かつその原因となりそうな器質的疾患が確認されていない場合とされています。

機能性ディスペプシアの原因

胃の運動異常:胃には貯留、攪拌、排出の運動機能がありますが、これらの働きに障害が生じると、症状があらわれます。

生活習慣:コーヒー、アルコール、タバコなどの嗜好品、脂っこい食品、不規則な生活などが胃の症状を引き起こすという報告があります。

ストレス:胃の運動が低下したり、胃が過敏になり症状があらわれます。

知覚過敏:胃が刺激に対して痛みをかんじやすくなっているため、少量の食事が胃に入ることで満腹感や痛みを感じます。

胃酸:胃酸が必要以上に出ると、胃もたれや痛みなどがあらわれます。

診断:症状の原因が胃がんや胃潰瘍などの器質的疾患でないことを確認する検査が必要です。主に上部消化管内視鏡検査で胃の病変がないか確認します。

治療

生活指導:規則正しく食事や睡眠をとる。十分な休養をする 適度な運動をするなどしてストレスから解放させることが大切です。

食事療法:毎日3度の食事を規則正しく食べる、よくかんで、ゆっくり食べる、一度に食べ過ぎないようにする、食事内容や調理法にも気を配る:刺激物(スパイス、こしょう、柑橘類、コーヒー)脂っこいもの、マヨネーズ、チョコレート、などをなるべく食べない、煮る蒸すゆでるといった調理法が脂肪分を少なくするので好ましいと考えられています。

薬物療法:機能性ディスペプシアは、致死的疾患ではないものの、患者のQOLに対して大きな影響を及ぼし、また症状が一度改善しても再発を繰り返すことが多いため、病悩期間が長期に及ぶことが問題となっています。さらに病因がいまだ十分に解明されておらず、その治療法も確立していませんでした。これまでは、患者さんの症状に応じて、H2受容体遮断薬、プロトンポンプ阻害薬、消化管運動改善薬を単独もしくは併用する対症療法が中心でした。
アコチアミド(商品名:アコファイド錠100mg)は、世界で初めて機能性ディスペプシアの適応を取得した消化管運動機能改善薬であります。
アセチルコリンエステラーゼ(AChE)を阻害することで、コリン作動性神経終末から遊離させるアセチルコリン(ACh)の分解を抑制し、胃前庭部及び胃体部におけるAChによる収縮や運動を増強させる。その結果、機能性ディスペプシア患者さんにおける胃前庭部の運動亢進作用や、胃運動低下改善作用が期待できる薬です。現時点では胃に器質的疾患がない場合に適応ですので処方する場合は上部消化管内視鏡検査が必須となります。